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History

正覚寺の歴史
 正覚寺の創始は、室町時代後期に遡ります。本願寺中興の祖・蓮如
上人(1415-1499)ご直筆の六字名号(南無阿弥陀仏)が複数現存することから、
上人より親しく教導を受けたと考えられます。
 蓮如上人の五男で本願寺第九代を継いだ実如上人(1458-1525)ご直筆
の文書(個人蔵)によると、この頃の正覚寺は「安部惣道場」と呼ばれ
本尊の阿弥陀如来絵像が授与されたことが判ります。戦国期の安部
門徒は、大和国の平野部一帯に浄土真宗の教えを弘めた「百済門徒」
という集団の一翼を担い、本山本願寺と緊密な結びつきを保ちました。
 その後 江戸時代を迎え、正徳三年(1713)四月五日に「正覚寺」の寺号
を公称しました。明治半ばには村内の了圓寺と合流、昭和十五年(1940)
に現本堂が落成し、現在に至ります。当代住職まで二十二代を数え、
      親鸞聖人のお念仏の法灯をこの地で伝えて参りました。                                              
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